2026年5月28日、TOMORROW X TOGETHERのTAEHYUNが、Amazon Audibleが制作したオーディオドラマ『天国の階段』の主題歌「逢いたい」のリリースを発表した。韓国ドラマの黄金時代を彩った名作が、現代のK-POPスターの歌声を纏って新たな姿でよみがえる——そのコラボレーションは、韓国コンテンツへの愛が深い20〜30代の日本人リスナーにとって、見逃せない一報だ。
20年の時を越えて甦る「天国の階段」——なぜ今、この作品なのか? 『天国の階段』は2003年12月3日から2004年2月5日にかけてSBSで放送された韓国テレビドラマで、全20話(日本版は全22話)。本国では最高視聴率42.4%という記録を叩き出した。 その熱狂はひとつの国に留まらず、 アジア中で一大ブームを巻き起こした、涙なくしては語れない至極のラブストーリー として語り継がれてきた。
日本でも2004年から2005年にかけてフジテレビ系列などで放映され、 一時は土曜日の夕方に10%以上の視聴率を挙げた 。2000年代の第一次韓流ブームを語るうえで、この作品は欠かせない存在だ。 クォン・サンウ演じる青年とチェ・ジウ演じるヒロインとの切ないラブストーリーをドラマティックに描き、作中で2人が身につけているペアネックレスを模したアクセサリーが実際に販売されたことも話題を集めた。
それから20年以上が経った今、Amazon Audibleがオーディオドラマという新しいフォーマットでこの作品を復活させた。ナレーターには前田拳太郎、尾碕真花、庄司浩平、川島鈴遥らが名を連ね、"耳で読む感動"として現代のリスナーへ届けられる。
TAEHYUNはなぜこの役を担えるのか? 歌声と表現力の底力 TOMORROW X TOGETHERの中でも、TAEHYUNは「歌唱力」を最大の武器とするメンバーとして知られている。グループとしての実績を見れば、その背景がよく分かる。プレスリリースによると、 TOMORROW X TOGETHERはK-POPグループとして初めてLollapaloozaヘッドライナーに招待された。 さらに同社のプレスリリースによれば、2024年にはK-POPアーティスト史上最速となる日本4大ドームツアーを開催、2025年には5大ドームツアーを開催し35万人を動員。日本のオリコン週間アルバムランキングでは2026年4月27日付で14作連続1位を記録し、海外アーティストによる連続1位獲得作品数の歴代1位の記録を保有する。
「逢いたい」は、オリジナル韓国ドラマのOSTとして当時絶大な人気を誇った楽曲を、日本語にリメイクした作品だ。TAEHYUNは自身のコメントの中でこう語っている。「本作で描かれる『あなたに会いたい』という想いを込めてレコーディングしたので、楽曲を通じて登場人物の切ない感情を感じていただけたら嬉しいです」。また、「『天国の階段』は韓国でもとても人気で、僕自身も好きな作品なので、今回主題歌として参加できたことでより大切な作品になりました」とも付け加え、楽曲への深い愛着を見せた。
澄んだ伸びやかな歌声と日本語歌詞が調和したこの楽曲は、作品の感情的なクライマックスをさらに高める役割を担う。
いつ、どこで聴ける?「逢いたい」の配信スケジュール 楽曲「逢いたい」のリリース情報は以下の通りだ。
収録曲:「逢いたい (Japanese Ver.)」「逢いたい (Japanese Ver.) (Instrumental)」 配信日時:2026年6月4日(木)0時 配信プラットフォーム:Amazon Musicで6月4日〜7月3日まで独占配信 先行公開:2026年5月28日より配信開始のAudibleオーディオドラマ『天国の階段』内で先行公開 オーディオドラマ本編はこちら からアクセスできる。Amazon Musicのサブスクリプション利用者であれば、6月4日から7月3日の期間中に独占でこの楽曲を楽しめる。ドラマを聴きながら主題歌を体験するか、単体で楽曲の世界観に浸るか——どちらの楽しみ方も成立する構成になっている点が、現代のデジタルコンテンツらしい発想だ。
オーディオドラマ『天国の階段』のあらすじは? Audibleオリジナルのオーディオドラマ版は、前田拳太郎、尾碕真花、庄司浩平、川島鈴遥らをナレーターに迎えた日本語版として制作された。その物語の骨格は原作ドラマを踏襲している。
幼い頃から惹かれ合うヒロイン・チョンソと、財閥御曹司のソンジュ。再会を約束して別れた二人だが、チョンソは事故で記憶を失くし、「ジス」として別の人生を歩んでいた。ソンジュはチョンソの面影を重ねながらジスに強く惹かれていくが、継母ミラと義妹ユリの執拗な嫌がらせ、そして義兄テファの複雑な思惑が二人の前に立ちはだかる。 「交通事故」「記憶喪失」「禁断の愛」「病魔」と、韓国ドラマの定番となる要素がすべて盛り込まれている作品 であり、耳だけで聴いても感情の起伏を存分に体験できる構成となっている。
5月28日から配信がスタートしているので、TAEHYUNの「逢いたい」が正式リリースされる6月4日を待ちながら、まずはAudibleでドラマ本編から入るという楽しみ方が最もおすすめだ。
韓流×オーディオコンテンツ——この組み合わせが2026年に持つ意味 近年、ポッドキャストやオーディオブックの市場が急拡大しており、「耳で楽しむエンターテインメント」への需要は国内外で高まっている。その流れに乗って、Audibleが20年前の名作韓国ドラマをオーディオドラマとして復活させた点は、メディアの変化を象徴する出来事とも言える。
さらに注目すべきは、TXTというグループが持つ日本市場での圧倒的な地位だ。プレスリリースによれば、日本4th Single「誓い (CHIKAI)」は75万枚以上が出荷され、日本レコード協会のゴールドディスク認定でトリプル・プラチナを獲得。その知名度を持つTAEHYUNが『天国の階段』の主題歌を担うことで、旧来の韓流ファンと現代のK-POPリスナー、両方の層に同時にリーチする設計になっている。
「あの頃、天国の階段を見て泣いた」世代と、「TAEHYUNが好き」という世代が、ひとつの楽曲を通じてつながる——そんな化学反応が起きる予感がするリリースだ。
K-Trend Times編集部より 20年以上前に一世を風靡した純愛ドラマが、K-POPスターの歌声とオーディオフォーマットで蘇るという組み合わせは、2026年らしいコンテンツ体験の最前線だと感じました。通勤中のイヤホンでじっくり聴いてみてほしい一作です。
写真=(P)&(C) BIGHIT MUSIC / 천국의 계단 ⓒ SBS & Park Hye Kyung, Kim Nam Hee, Moon Hee Jung / (P) 2026 Audible, Inc. より